眠れぬ羊と孤独な狼

本日も感想文を書いていきます。えるいあです。
今回紹介しようと思うのは「眠れぬ羊と孤独な狼」という作品です。
昨日初めて記事を書いた後も「どんなふうに記事を書いていくのがいいのかなあ?」と悩みながら書いていますので、支離滅裂な感じになっているのはご容赦下さい。
というわけで、作品の紹介をしようと思います。
「眠れぬ羊と孤独な狼」
この作品の主人公である「俺」が殺人鬼「あざみ」と出会ったことをきっかけに物語が動き出していきます。
ちなみに日本をベースにした「もしもの日本を」舞台に、かつマフィアやヤクザといった裏の世界のお話なのでエロい描写もあれば、グロイ描写もあるので興味を持った方も「グロイのは無理」って方はやめておいた方がいいです。
倒錯描写のある作品ですが誰のセリフか、考えなのかはカットインが入るので難しく考えなくても「あ、今こいつがしゃべってるんだなー」ってわかるので難しい話が苦手な方でもグロイ描写が大丈夫であれば面白いと感じられるんじゃないかなあと思います。
といってもメインは主人公の「俺」になるので「俺」を通してこの作品を見ていった感想を書いていこうかと思います。
「人を殺すことでしか睡眠を得ることができない主人公「俺」」この設定は普通のに考えたら中々思いつかないというか「これを生かそう」という発想は出ないと思いました。
実際僕も鬱病で睡眠薬がないとまともに眠れないので、眠れない苦しさはすごい分かります。主人公はそれの数倍以上のひどい不眠症なんだなあって感じで、物語の冒頭では「数か月は人を殺せていない=眠れていない」とよく思考ができる程度の余裕があるなとドン引きです。
そんな不眠症でふらふらな「俺」ですが数か月ぶりの「仕事」を受け、実行したその後「悪い人たち」に襲われます。
その時抵抗して、逆に殺すこともできた「俺」ですがそれをしようとはしませんでした。
そんな時に「あざみ」が通りかかり「悪い人たち」あっさりと殺してしまいます。
ですが「目撃者」も生かしておくわけにはいかない「あざみ」なので「俺」を殺そうとします。
その後は殺し合いの末、二人は同棲することとなります。
その同棲生活中にも裏の世界の仕事やら用事を行ったりとしていきます。
この作品は基本のルートが二つありその2つを見た後に最後に3つ目のルートが見られるようになります。
3つ目のルートだけは最後だけあってライターさんの詰め込みたいものがいっぱい詰め込まれていて、ついでにいうと終わり方も3パターンあります。
どのエンドも「いい・・・」ってなりましたが。選択肢風に言うと3>2>1の順で好きです。
「殺人を通して人を見る」というような作品(自分にはそのように感じました)です。
人が本当の意味で自由になったらどうなってしまうのか、不自由であるからこその幸福があるのだとか、そういったことを考えさせられました。
クロックアップさん、面白い作品をありがとうございます。