さくら、もゆ。-as the Night's, Reincarnation-(クロ√)

こんな平日の朝から、ブログの記事更新をしてしまっています。
えるいあです。
そろそろ「りあもんハウス」改め「えるいあハウス」に改名しようかと思いつつあります。
今回もハルルート同様の量の記事になりそうなので、毎度恒例って感じのボク自身が感じた「テーマ」について最初に述べておこうと思います。
「ありがとう」
僕にはこれ以上の言葉が分かりません。これ以外のテーマを借りに思いついたとしても「感謝」とか、あとは「人生」とか?なんていうか似たようなものしか出てこないと思います。
だから「ありがとう」
これは僕が感じた作品の「テーマ」であると同時にこの作品を作り上げた多くの人へ捧げたい言葉でもあります。
それくらい、素晴らしい芸術でした。
それくらい、「ありがとう」を伝えたくなる作品でした。
まずはこういった言葉を、残しておきたいと思います。
というわけでクロルートの感想をまず述べてから、作品全体について書いていこうと思います。

まあ話せることがないのですが。
言えることがあるとすれば、今までの3人のルートの中でクロが何をしていたのかが分かる。くらいでしょうか、他のことはもうネタバレにしかならないので冒頭からもう話のネタがないくらいです。
というよりもこのシナリオ書いた人はやっぱり頭おかしいと思います。
シナリオの構造そのものが理解できても、そのつなぎ方があまりにも意外性があり過ぎるというか、ぶっ飛んでるというか。「おっとこの先予測ができてるぞ」と思っているところにとんでもない内容をぶち込んでくるというか。
それでいて不自然でない、あまりにも自然にぶっ飛んだことを描いてくる様子はまさに「夜の国」を連想させてくれますね。
「夜の国」についてとかこの作品のキーワードについて今まで触れてこなかったのでわからない人の為に、軽く解説をしておくと「夜の国」は「思った通りのことができる世界」と思ってもらえれば分かりやすいかなあと、思います。
そう、その「思い描いた通りにできる世界」これは「何でもありな世界」の話になりやすくて、とても扱いが難しいモノを扱っているのです。
整合性を取るのがとても難しい、話の流れが簡単に壊れてしまいやすいのです。
これをよくもまあ、パズルのピースを当てはめていくみたいな。それほどまでにキレイにできた作品と言わざるを得ません。
それもただの「キレイ」ではありません、この作品の言葉を借りて言うのならば、そう「手紙・本・歌/詩」そうした「残るもの」を持った作品です。
外側だけじゃない、中身に「伝えたい」そう感じさせる多くの言葉が、旋律が、ずっと詰まっているんです。
まるでトッポの様ですね。最後までチョコたっぷりです。
甘いミルクチョコレートのような、いいやそれとも普通のチョコレート?もしかしたらビターチョコレートかもしれない。そんなお話でしたね。
シナリオライターの「漆原雪人さん」いえもう師匠ですね。頭のおかしい師匠が、このシナリオを書き上げている様子を、僕はこの目で見てみたかったです。
しかしそう、ライターさんだけではありません。原画・イラスト関連ももちろんのこと、音楽も素晴らしい。どの場面でもそれに合った曲をチョイスしているので心地よいです。とても。
「ああ、世界はこんなにも美しい」
サクラの詩をふと思い出します。話が脱線してしまうのですが、どうしても重ねてしまいます。
テーマは違うのに、どうして重なって見えるときがあるのか。
両方をプレイした人なら、きっと僕の気持ちがなんとなくわかると思います。
そしてこういった風に「似たような作品だったなら、どっちが面白い?」と疑問を持つ方がいるかもと思います。
僕の答えは「わからない」です。
そもそも比べるものではないのです。「感じるモノ」なのです。
「素晴らしい」とそう思えばその人にとって当然のように「素晴らしい作品」であるように。
話を戻して
僕の感想は
「ハルルートであれだけやっておいて、まだこんなことやれる余力が残ってんだよ・・・」
って気持ちでいっぱいです。いやマジで。冗談とかじゃなくて。
いやあクロルートは最初から最後まで画面見てられませんでしたね。でもプレイするのはやめられない。止まらない。かっぱえびせんかて。
ちょっとふざけでもしないとこの余韻のまま、何も書けずに「よきかな・・・」で終わってしまうので許してください。
さくら、もゆ。-as the Night's, Reincarnation-
とても素晴らしい作品です。これは間違いないです。
プレイしてください。そして僕とお話しませんか?ってくらいに勧めたくなる作品です。
というわけで眠気もそうですが朝ごはんの時間も迫ってきているので、作品全体を通しての感想をササっと述べてしまいます。
まあもう先に言ってしまってるようなものなのですが。
たいていの場合一つのルートは「何かよくわからんけど終わった」みたいなことがあったりしますが、それはないです。
どのルートも素晴らしいです。ただ推奨ルートがあるとすれば「千和→姫織→ハル→クロ」ですね。ハルルート先にやるのもありといえばありですが、この作品を最も楽しむなら「千和ルートと姫織ルート」を先に進めるのを推奨します。この2つは正直どちらからでもいい気がしますが、まあ上から順番に話を見ていこう?って感じです。これは本当です。
余韻がすさまじいです・・・眠気なんて感じないくらい。
まあ、人によって合う合わないはもちろんあると思いますが、それでもこれは自信をもって「プレイを進められる作品」かと思います。
興味を持った方はぜひ、プレイしてください。
FAVORITEさん、本当に素晴らしい作品を「ありがとうございます」
