空に刻んだパラレログラム 感想

2019年10月17日

こんばんは。えるいあです。

ちょっと間が空いてしまったのですが、最後まで書こうと思ったので書いておこうと思います。

「空に刻んだパラレログラム」

各ヒロインのルートが終わってから一週間ほど経っているのですが、すぐに記事にする気になれず、その間物語全体を振り返るというかをしてみました。

というか、各ヒロインのルートがおまけみたいな感じだったので、こう、ネタバレしてもいいけどする気も起きないなあって感じのものだったので、特別話しません。

なので物語全体を見ての感想を述べようと、思います。

まずは、主人公であろう「宝生歩」について。ぶっちゃけ、彼の存在がこの物語に必要だったのかといわれると、謎。「必要だけれど、空気過ぎる」っていうのが実際のところ彼に対しての印象です。だからこそ、彼が再び「空」に飛んだシーンは、物語が動いているって感じが強かったですね。

代わりに登場するキャラクターそれぞれの個性がとても強く・魅力的に表現されている。というところでしょうか。回想が多くテンポが悪いですが、その分プレイしている最中よりもちょっと休憩して振り返ってみると「何かこのキャラ好きだ」みたいな。そうなることが多かったと感じます。

後は試合の描写が上手かなと、思います。回想とかでやたらとテンポが悪いの隠れてしまっているのですが、試合運びの解説や選手同士の心理戦だったり・・・試合の描写って思っている以上に難しい類いだと考えているので。振り返ってみると上手く描いているなと思いました。

といった客観的な感想を入れたので主観的な感想を入れようかと思うのですが、この話、部長の境部長が主人公の方が面白くなったのでは・・・?と思ってしまいます。

理由としては、プレイすればわかるというのが一番楽な言葉ですが、しいて言うなら第一印象が常識人から遠い人、って感じなのに実は一番常識人ってところが、主人公に据えてもいい。というか主人公らしいキャラクターだったり・・・。宝生歩は動きがなさ過ぎて存在を忘れてしまうくらい。というか名前がぱっと出てこない。彼杵(そのぎ)とかなんて読むねん・・・って思ってたけど、宝生歩は「誰だっけ君・・・」ってなります。きっと。

ヒロインは素直にかわいい!ってなる子はいませんでしたね。

里亜って子はHNの関係で気になったり、物語進めていくうちに気に入ったり・・・ってくらい。ヒロインのルートで一番短くて草も生えない。いっそヒロインごとのルートで一気に回想ぶちまけるとかでよかったのでは感・・・。

かつてりあもんだったなにか・・・いまはえるいあ・・・

というわけでプレイした感想としては、スルメみたいな作品だったって感じですね。

後になって良さが分かるというか、そんな感じ。

プレイ中はとにかく「回想いつまで続くんや・・・」とか「今だれ視点で話してるんや・・・」ってなりますが、落ち着いて読めば面白い作品だなあって思えます。

今回はこんな感じで、短いですが感想締めさせてもらおうと思います。



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